石鹸シャンプーの基本的使用法
石鹸シャンプーの使い方は基本的にその他シャンプーと変わりません。
ただ泡立ちに関しては若干弱く感じる人もいるようです。
石鹸シャンプーを直接頭皮に付けてしまうのでは無く、まず手のひらで十分に泡立ててから頭皮や髪の毛に乗せていくようにしましょう。
その後指の腹を使って頭皮をマッサージするように汚れを押し出し、髪の毛は揉むようにしながら汚れを落とします。
石鹸シャンプーを使用する上で最も注意しなければならないのが濯ぎになり、汚れを浮き上がらせた後には充分な濯ぎをしなければいつまでも汚れは頭皮に残ったままとなります。
石鹸シャンプーは無香料が多く、匂いは気になりませんが、反対に物足りないと感じる人は、アロマ効果を持つ精油などを混ぜても良いでしょう。
石鹸シャンプーは専用のリンスが販売されていますので、シャンプーの後には必ずリンスをしましょう。
石鹸シャンプーの使い方で上記のように濯ぎが不十分であったり、爪を立てて力強く洗ってしまうと、とても頭皮が傷つき、シャンプーの度に痛みを感じたりする事があるので注意してください。
また、石鹸シャンプーの使用中は髪の毛がきしむ可能性が高いので、ブラッシングをするのであればリンスを使用しているタイミングや、リンスが終了し、タオルドライしてドライヤーの使用が終わってからにした方が良いです。
石鹸シャンプーの使い方は決して難しいものでは無く、これまでと同じように使用するだけですから、頭皮トラブルに悩まされている人は一度使用してみると良いでしょう。
石鹸シャンプー後のべたつきを防ぐには?
石鹸シャンプーはこれまで頭皮に付着していた汚れを十分に落とし、さっぱりした状態に洗い上げてくれるような特徴があります。
ただ、石鹸シャンプーを使用するとシャンプー後には頭皮のべたつきを感じる人もいるでしょう。
これは石鹸シャンプーの成分そのものが頭皮に悪影響を与えている訳では無く、頭皮のトラブルなどを正常に戻すための一時的な好転反応の場合と、元々乾燥肌の人の場合、石鹸シャンプーを使用する事で更に頭皮が乾燥した状態になる事が考えられます。
石鹸シャンプーはあくまでも汚れを落とす目的として作られているものがほとんどですので、頭皮を保湿する部分については使用者がケアをしていかなくてはなりません。
基本的には石鹸シャンプーを使用する際にはセットで使用するためのリンスが販売されていますので、こうしたリンスを使用していれば頭皮のべたつきも改善されますが、改善されないようであれば、まずは頭皮の環境が乾燥しないように気を付けましょう。
乾燥してしまうと皮脂の分泌バランスが崩れてしまい、過剰に分泌される事でべたつきに繋がってしまう事があります。
また、一時的なべたつきとしては、これまで蓄積されていた汚れが落ちる事で、毛穴の皮脂コントロールが一時的にバランスを崩してしまう場合も考えられるので、しばらく継続していると落ち着くようなケースもあります。
べたつきが続く際には前述のように頭皮の乾燥が大きな原因となりますので、保湿を心掛けたり、充分に汚れを濯ぐようにしていれば、べたつきは改善されるケースがほとんどです。
石鹸シャンプーの リンスの使い方
石鹸シャンプーには専用のリンスが販売され、基本的にはセットで使用するものがほとんどです。
石鹸シャンプーのリンスの使い方は、シャンプーが終わった後、髪に馴染ませるようにリンスを使い、洗い流すだけになっていますが、これまで界面活性剤の含有されたリンスを使用していた人は物足りなく感じてしまう事もあります。
しかし石鹸シャンプーとセットで使用するリンスには余分な成分が含有されておらず、石鹸シャンプーによってアルカリ性に傾いてしまった頭皮や髪の毛を弱酸性の成分で中和させてくれる働きを持っていますので、頭皮そして髪の毛を自然な状態に近付けるためには十分な働きを待ちます。
そのため、石鹸シャンプーのリンスを使った後、初期の内は手触りやしなやかさに物足りなさを感じる人もいるようですが、継続して使用していく内に髪の毛が本来の美しさを取り戻すため、今まで界面活性剤入りのシャンプーリンスを使用していた時より美しい状態となります。
また、市販されている石鹸シャンプーのリンスでは無く、クエン酸などを使用してリンスを手作りする人もいますが、この場合には洗面器に手作りしたクエン酸などのリンスを入れ、お湯で希釈した後に髪の毛を浸けるようにしてから頭皮にもリンスを流すと、これだけで十分な効果を発揮します。
リンスをしてから3分から5分そのままの状態で放置し、その後シャワーで十分に洗い流せば、これで石鹸シャンプーのリンスの使い方は完了となりますので、その後はタオルドライして、ドライヤーでのドライも行いましょう。
石鹸シャンプーが合う人・合わない人
頭皮や髪の毛に良いとされている石鹸シャンプーですが、すべての人に合う訳では無く、どうしても石鹸シャンプーが合わない人もいます。
まず石鹸シャンプーが合う人は、これまで頭皮に汚れが蓄積され皮脂バランスなどが乱れていた人や、人工的な成分を含有したシャンプーを使用すると頭皮のトラブルを起こしてしまい、炎症や痛みが出てしまう人などになります。
こうした人の場合、石鹸シャンプーを使用する事で頭皮そのものに対してのダメージが少なくなるため、頭皮の状況が改善し、痛みや痒み、そして炎症などに悩まされてしまう事はありません。
反対に頭皮の環境が非常に乾燥している人や、元々健康的な頭皮で、尚且つこれまで頭皮環境を整えるため、専門的なケアを続けている人などの場合には、石鹸シャンプーが合わない人となります。
石鹸シャンプーが合う人は使用すればする程に髪の毛そして頭皮の環境が健康になっていきますが、合わない人が使用してしまうと頭皮の乾燥が進んだり、反対にバランスを崩してしまい、トラブルが生じる可能性があるので注意が必要です。
基本的には頭皮のターンオーバーを含め、継続的な使用をしてみる事が大切になりますが、3ヶ月前後使用してみて症状が改善されない場合や、頭皮のトラブルがいつまでも治らない場合には、石鹸シャンプーが合わないと考えられますので、違う方法で頭皮ケアを行いましょう。
また石鹸シャンプーにも様々な種類があり、含有されている成分に若干の違いがありますので、いくつかの石鹸シャンプーを使用し、自分に合うものを見付けるのも大切な事になります。